2008/06/30

編集長の「あなろぐ日記」

失われた10年

 よく1990年代の10年を「失われた10年」と呼びますよね。バブルが崩壊して、日本経済が低迷して、金融機関も潰れて…。その間にアメリカなどはパソコン産業への投資などが活発化し、大きく花開いて。つまり、先進国で日本が大きく置いてけぼりをくった時代です。

 それとは別に、私にも失われた10年があると感じるのです。それはだいたい1980年代です。結婚をして子どもを年子で設けての時代なので、人生的には不満は全くないのですが、大きく失われたものがあります。それは音楽です。

 何度か紹介したとおり、実家がレコード屋だっったこともあり、和洋とも新譜は随分と聴いていた私ですが、大学を卒業して新聞社に入ったのが81年。それ以降の10年ぐらいは、新譜レコードを手にすることもマレ、テレビで音楽番組を見るのも皆無、カーステレオは何十本かある洋楽のカセットの聴き回し、という状況だったので、音楽の世界の常識が著しく欠落してしまったのです。

 まず、その間に活躍してた歌手が分かりません。尾崎豊、ボウイ(面倒なのでカタカナにします)、プリンセス・プリンセス…まったく接点がありませんでした。ある日、テレビを見てて、「これは誰だ」と聞いたのがウインクでした(面倒なのでカタカナにします)

 洋楽も同じで、TOTOなどは知ってますが、その後がいけません。ポリスもトーキングヘッズもわからないのです。

 その10年は、そんなに殺人的に仕事が忙しかった訳でもないのですが、就職を機にそーいう癖とか、そーいう生活になってしまったのでしょう。それが、90年代に入ると、子どもも多少大きくなって、週末ものんびりテレビを観る時間ができてきたからでしょうか、WANDS、ZARDあたりから見事に復活。カラオケの持ち歌的にも、あまり困らない所まできたのです(ボウイはその後、遡って大ファンになりました)。

 音楽とはちょっと次元が違うのですが、その10年はマンガも空白に近いものがあります。ぴったり年代があっているかどうか、分かりませんが、少年サンデーの「うる星やつら」も、じっくり読んだことがありませんでした。

 この前、Bオフで1〜34全巻を一冊105円で売っていたので、思わず全部買って、一冊二冊とチビリチビリ読んでいたのですが、これが面白い。もともと、ラムちゃんは好きだったのですが、登場人物が生き生きしてて、ギャグマンガの原点で、このマンガの主題でもある「鬼ごっこ」はふんだんに展開されて。それに、どこかファンタジーでノスタルジーな感じもします。昨夜、34巻目を読み終わったのですが、ちょっと涙してしまいました。

 気分は先週と引き続き、相変わらずドンヨリしてるのですが、ちょっとはラムちゃんに救われている私でした。
                       (「あなろぐ編集長」こと重田育哉)
 
posted by ブログ管理者 at 14:27 | TrackBack(0) | 編集長の「あなろぐ日記」
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