2008/05/12

編集長の「あなろぐ日記」

恐るべし四千年

 お久しぶりです。今年のゴールデンウイークはことのほか、たっぷり休めたので、今日、通勤の電車に乗っても、あれ、どこで降りようかな、などと呆けてしまいました。

 この間のうち、4日間をさいて、夫婦で台湾旅行をしてきたので、今日はその報告です。

 台北とその周辺。例えば、ラストエンペラーの紫禁城の財宝がごっそり移された故宮博物館。「千と千尋」に出てくる銭湯がある、あの不思議な街の急な階段などのモチーフになった九フン(にんべんに、つくりが分という漢字)。阪神のジェット風船のようなスピードで、ビューンと飛ぶ大型提灯風船を飛ばせる十フン(字は同じ)の街…知ってる人なら、ああ知ってる(当たり前)、というお馴染みの観光スポットを3泊4日で回りました。

 計算外だったのは台湾はもう梅雨のシーズンだったこと。到着日と次の日の午前はドシャドシャ雨が降り続き、先行き不安になったのですが、そこは、今年3月、あの土砂降りの東大前期合格発表日に合格発表時刻には胴上げ風景撮影のために雨を気合で止めさせた、あなろぐ編集長(私です)の念力?で、旅の後半は晴れにしたのでした。

 それはそうと、今度の旅のメーンエベントは、なんと言っても2日目夜に飛び込みで入ったアポなしイベント「2時間7000円全身マッサージ」。ガイドの主婦Jさんが夕食前に「私、よくやってもらう。とっても効く。61番と21番の先生がいい」と熱心に薦められるし、食後に大した予定もなかったし、確かに日本に比べて安い感じがしたので、じゃあ行こか、になりました。

 そしたら、店の入り口の真ん前に志村けんの切り抜き等身大の歩き姿が、これでもかという感じで飾ってあり…ちょっと、やばいかなと思いながら、7000円ならいいや、と個室へ。ちらっと見たら、私よりもかなり年上のおばさんである、61番の“先生”に身を委ねたのです。そしたら、これを着ろと出された浴衣みたいなツーピースの模様が「バカ殿様」。ああ、完全にやばい。

 それでも、「全身」ですから、肩・頭・足・背中といろいろ回したり、撫でたり、こすったり、押したり、足で踏んづけたり…61番の先生は大活躍です。大したもんだと感心したのは、テニスのサーブでちょっと上がりにくいな、と感じていた右肩と、フィットネスでドカドカ走る時に、ちょっと笑い気味になる右膝が、私が別に指摘しなくても、61番の先生は素早く察知。あれこれ、ほぐして、肩を右だけ、ぐるんぐるんと回そうとしたり、膝も右だけ、入念にねじり回すのです。

 あげくには足の裏から腰まで体重をかけながら両足で踏まれ続け、さらには、うつぶせにさせられて、先生に馬乗りになられて、背中に先生のエルボーアタックをグリグリ受け続け、多少、生臭い先生の息を感じながら、あっという間に2時間が過ぎたのです。

 先生はほとんど日本語は解されず、ボキャブラリーは「大丈夫?」「痛い?」「気持ちいい?」の3語ほどなのですが、終了時には「61番」の数字が書き込まれた店の名刺を渡して、意表を付いた新語「コンド、イツ、クルカ」を囁かれるのです。

 少し前、韓国に行ったときも思ったのですが、ちょっと特有の街の臭いがあって、それが台北でも漂ってるな、と感じたのですが、そんな街の臭いもすっかり忘れてしまうほどのド迫力を61番の先生に受けました。恐るべし、中国4000年!
                         (「あなろぐ編集長」こと重田育哉)
posted by ブログ管理者 at 16:00 | TrackBack(0) | 編集長の「あなろぐ日記」
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