2008/04/14

編集長の「あなろぐ日記」

やっぱりスゴイ

 金本選手が土曜、2000本安打を打ちました。今日はその話です。

 昼間、CSで観ていたのですが、あのライト前ヒットは男らしい堂々とした、しょぼくないヒットで本人も満足したと思います。

 選手によっては、この人がどーして2000本も打てたのか、横浜ファンには怒られるかも知れないけど、石井が昨年か一昨年に2000本を打っちゃったのには正直、意外感もありますが、金本なら、どこのチームのファンでも「ああ、打つだろうな、金本だから」と思われるのではないでしょうか。

 ええと、私が言いたいのは、それとはちょっと違っていて、金本のどこが偉いかということです。

 私が感じるには、2000本を打ったから偉い、のではなく、ずっとフルイニングでゲームに出続けてるから偉い、のではなく、恐らく、そーいう偉さではなく、一人で団体ゲームである野球の一チームの意識というか精神を180度、変身させてしまったから偉い、と思うのです。

 2003年に阪神は久しぶりに優勝しましたが、それは、よく言われる星野効果ではないと思います。そうじゃなくて、金本効果でしょう。というのも、星野は選手をのせるのもうまいし、人脈もあるから、確かにチームへの貢献度も高かったけれど、優秀な監督かどうかというと、ヤクルトの野村や、今の中日の落合の方が、よっぽど戦略的だと思います。

 あの時、阪神が勝ったのは、どちらかというと前の年に大リストラを断行したフロントと、赤星などを育てた野村前監督、さらにチーム自体を変えてしまった金本の3つの力だと思います。

 金本自身はあの年、3番で、打率は280ぐらいで、バカバカ打った記憶もない。本塁打王でもなかったけれど、チームメイトを闘う集団に変えてしまった。

 詳しくは覚えてないけど、最終ゲームで藤本の打率3割が確定した段階で、自ら途中で引っ込もうとしました。藤本ぐらいの選手が年間3割を打てるのは一生に一度あるかないかですから、記録大事で本人は当然だったのでしょう。でも「藤本よ、それで、ええのか」と金本が釘をさしたという記事を読んだ記憶があります。

 選手はゲームに出続けてナンボという哲学が金本にはあるのでしょう。その言にビビった藤本は、その後も打席に入り、死にものぐるいでヒットを打ちました。(この話は細部がちょっと違うかも知れません。でも私はそう覚えています)

 金本が手を骨折して、片手でヒットを打ったのは有名ですが、それを見て赤星も骨を折っても休まなかったーーそんな類のエピソードはいっぱいあります。その一つ一つ、そしてトータルとしての効果、それが金本の最大の功績なのでしょう。

 そういう人が、ほかの球団にも欲しいでしょう。巨人の阿部は、なれるかもしれない、でも、まず自分がケガで休んじゃだめだけど。ヤクルトの宮本は、もう、そうなりつつあるし、五輪の時に、あの台湾でのリーダー力を見せて欲しい。結構、パには松中や小久保のほか、若手で、そういうふうに化けそうな人がいる…すっかり大人になったダルとか、涌井とか、西岡もイイ雰囲気があります。

 そんなこんなを思いつつ、金本の2000本はプロ野球ファンみんなに喜んで欲しいと願っていた私でした。また来週!
                   (「あなろぐ編集長」こと重田育哉)
posted by ブログ管理者 at 13:54 | TrackBack(0) | 編集長の「あなろぐ日記」
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