2008/07/28

編集長の「あなろぐ日記」

いろいろあります

 川人献一・前編集長から、このブログを引き継いで早いもので2年が経ちました。週一なので「日記」でいいのかという議論もありますが、これ以上書いてもなんなので、この調子でヘラヘラ続けようかなとも思っています。

 この際ですから、ちょっと踏み込みます。

 そもそも、なぜ、ブログ欄を設けるのか。それは編集の裏事情の紹介(メイキングというやつです)とか、私を含む編集部の人柄や特異性、編集部内の空気を皆さんに知ってもらい、あわよくば親近感を抱いて頂ければ…などといったことなのでしょう。そーいうことは週刊誌の編集後記でも書いているのですが、本を買ってない人たちにもメッセージを送って、新たな読者を、などとも考えてしまうのです。

 さらに、こーいうIT社会ですから、各週刊誌ともブログをやってたり、やってなくても週刊誌のホームページはあって、そこで最新記事のチラ見はできます。

 ウイークリーの場合、本は月曜発売ですが、ホームページは前の週の土曜の17時に毎週、更新しています。紹介している各記事の内容は、あくまで概要だったり、さわりだったりで、これを見て面白かったら本を「買ってね」ということなのですが、実は、ここ1〜2年は記事の一部をそのまま、外部サイトにそっくり流したりもしてます。

 一つはヤフーがやってる「みんなの政治」というサイトがあるのですが、そこに週2本程度、一般原稿やワイドで載せた政治関連の記事をそのまま全文を紹介しています。

 も一つはニフティ・ニュースで、これは別にジャンルは決めず、週2〜3本、記事を流しています。

 アエラなどの他の雑誌も同じことをやってるし、もちろん、両社から、なにがしかの金銭も頂いてますが、こーいうことをやる最大の意味は、やはり雑誌の存在を広く知ってもらい、販促につなげたい狙いがあるからです。

 週刊誌をどんどんパソコン上でも見られるようにすることには、紙の業界(新聞業界だったり、出版界であったり、いろいろです)の中には危機感をお持ちの方もいそうですが、それはそれ、紙もパソコンも両方ありかなと思うのです。紙で見た方が便利なのか、見やすいのか、パソコンや携帯で見た方がいいのか、それは一人一人が選べばいいのではないでしょうか。

 うだるような真夏に、ちょっと固い話で申し訳ないのですが、編集長が丸2年になって、そーいう思いを強くしています。
                        (「あなろぐ編集長」こと重田育哉)
posted by ブログ管理者 at 13:25 | TrackBack(0) | 編集長の「あなろぐ日記」

2008/07/21

編集長の「あなろぐ日記」

日本の夏

 やっと夏本番って感じですね。祝日ですがウイークリー編集部は出番です。もっとも今日は千葉市の自宅ではなく、上総亀山という所から出社したのでした。
 
 その亀山で、例の、2か月ぶりの、高校のクラス会が昨夜から泊まりがけで催されたのでした。

 集まったのは男6人、女2人。通常のクラス会には20人ぐらい集まりますが、今回は“遠征”なので、少数精鋭も仕方がありません。私は千葉・木更津の出身なので、知ってますが、皆さんは亀山と言われてもよく分からないでしょう。ありていに言えば房総半島のど真ん中。交通手段は木更津からJR久留里線というので1時間余かかるのです。

 ウリは黒い湯の鉱泉でしょうか。あとは人工湖があって、ボート遊びが出来たり、キャンプ地もあって…要はギリギリ観光スポットかな、というレベルの大いなる田舎です。

 52にもなる私たちがキャンプをしても、ボートを漕いでも、ちょっとも面白くはありません。だったら、なんで開催地を亀山にしたのか。参加した全員が幹事を除いてホントはよく分からないのです。

 というのも5月に有志で新橋で飲んだとき、「こーやって2〜3時間、話をしても、中途で終わっちゃうから、今度、泊まりがけでやっぺか」などと誰かが発案したことは覚えてるのですが、それが2日後には幹事のI君がメールで「先日決まった泊まりがけ同窓会来ますよね。7・20亀山です」と、早くも確定していたのです。

 そのI君も亀山に特段の愛着があるわけでもなく、どこで飲んでも同じような話を、しかも2〜3時間もあれば十分に分かり合える話を、あーでもない、こーでもない、と夜中までやっていたのでした。

 予想通り、翌朝は自然を楽しむでもなし、ボートも漕がず、ベランダから人工湖を眺めては鉱泉を浴び、またも2か月後に迫った次期同窓会(今度は千葉市開催です)に備えて、私は1時間半をかけてバスで東京駅まで戻ってきたのでした。

 ただ、ちょっと心に残ったのは、昨夜、千葉からバスで現地に着き、バス停に降りた瞬間。ワーンという感じか、ザーっという感じか、目の前の山からセミの音が降り注いで来て、懐かしっぽい「日本の夏」をちょっとだけ味わったのでした。少しも生産的でなかったけど、まずまず楽しいお泊まりでした。
                         (「あなろぐ編集長」こと重田育哉)          
posted by ブログ管理者 at 12:54 | TrackBack(0) | 編集長の「あなろぐ日記」

2008/07/16

石田投手のこと

 今週号からスタートの仰天新企画「YW式動画リンクシステム」、
お試しいただけましたでしょうか。
少なくとも映画、DVD業界などオフタイムのページの関係者には結構な反応があって、
早速数社から電話がありました。
で、月曜に2社、火曜に1社の撮影というあわただしさです。
来週号ももちろんやりますので、まだの方はぜひ。

 それはそれとして、今朝のスポーツ新聞各紙の1面
「元取手二高の石田投手死す」という記事には驚きました。
41歳という若さでした。

 1984年夏の甲子園決勝であの桑田に投げ勝ったピッチャーです。

 私はそのとき、入社二年目の水戸支局の記者。
高校野球県予選の取材を担当していました。
すでに西の横綱PL学園、東の横綱取手二と言われるほどの強豪でしたが、
普通の県立高校の普通の校庭で練習していました。
監督はまだまったく無名の木内監督。
あの茨城弁で暗くなるまで丁寧に取材に応じてくれました。

 84年春、新装なった水戸市民球場に
PL学園を招いて取手二との練習試合が行われました。
桑田、清原はもうスターでしたから、球場は超満員。試合前の練習で、
桑田がパーンといい音を立ててキャッチャーミットに投げ込むたびに大歓声です。
スコアは忘れてしまいましたが、取手二は大差で負けました。
帰りのバスに乗り込む際、キャプテンの吉田君に尋ねました。
彼もプロ入りし、近鉄、阪神で俊足巧打のショートとして鳴らしました。
その吉田君は私にこう言いました。

「勝てっこねえよ」

 しかし、それからわずか3か月、甲子園の決勝で、
しかも延長戦であのPLを撃破したのです。
 石田投手は早稲田に入り、その後大洋に入りました。
応援していたのですが、あまり活躍はできませんでした。
ずっと、打撃投手をしていたことを今朝の新聞で知りました。
「プロ野球を含めて数少ない心に残る投手でした」
という桑田のコメントが心にしみます。
スポーツ新聞が1面で大きく伝えた、そのことが、
日本中のファンの心に残る投手だったことを何より物語っていると思います。

 全然関係ありませんが、
わが母校神奈川県立柏陽高校は今夏、1回戦で早々に姿を消しました。
はるか35年前、硬式野球部ができて初参戦したときに応援団を頼まれました。
桐蔭学園と当たって1点先制したときには、ひょっとしたらなどと思いましたが、
結局コールド負けでした。
3番にロッテのショート水上が、
4番に広島のライト長内がいたチームですから、勝つはずはありませんでした。

 最近新聞を読む時間が長くなりました。
全国の県予選の結果を確認しているからです。
(苦悶デスクこと木村透)
posted by ブログ管理者 at 13:00 | TrackBack(0) | ブログ版編集会議

2008/07/14

編集長の「あなろぐ日記」

まだかいな

 梅雨は明けたのでしょうか、夏ですね、これは。22年ぶりに買い換えたクーラーをつけようか、一度つけてしまうと、ずっと、つけっきりになるから…などと極めて小市民的な悩みを抱えながら、扇風機で我慢した週末でした。

 それでも、私にすると結構、忙しかったので、どー過ごしてたかを列挙すると

 12日(土)

  10時 サイモン・ラトル×ベルリンフィルの11月公演チケット電話申し込みに参戦。
      携帯を屈指、100分粘るもつながらず、惨敗。

  13時 ビッグサイト着。
      東京国際ブックフェアの読売ブースで15時からも催されるトークショーを傍聴
      ものは達川光男さん×務台達之さんの「だから野球は面白い」

  19時 近所の焼き肉屋。ボーナス支給直後のためか店は満杯
      40分待ちも達川さんの話が面白かったため、余裕で待機


 13日(日)

  9時半 テニススクール
      ラケットキャンペーンで展示されたウイルソンの新モデルが大変に打ちやすい
      買わないけど

  12時 盆の墓参り
      道の駅みたいなところでスイカなど野菜・果物類をごっそりゲット
      その後、スーパーで、評判のラーメン店に行ったが、味はそれほどでも

  15時 NHKで全英男子ファイナルの録画中継
      先週、ナダル2セットアップまでナマで観たら、眠たくなって寝てしまったため
      あのボルグ×マッケンローの激闘5時間の再現だった

  夜   夏休みは何をしよーか考えるが、まとまらず、ラムちゃんをちょっと読んで就寝

 この中で報告しなければならないのは、やはり達川さんのトークでしょう。ブックフェアのトークショーを観るのは、一昨年の茂木健一郎さん、昨年の泉麻人さん×みうらじゅんさんに続いて3年目ですが、過去2回にも増して大勢のギャラリーがつめかけました。

 そしたら、達川さん、期待を裏切らずに現役時代の珍プレーを披露して下さいます。

 ありゃ巨人戦じゃった。本塁クロスプレーでタッチしたけど、ミットには球が入っとらんで、よく見たら脇の下に挟まってる。それでもアンパイアの人ががアウトだちゅうたら、アウトじゃろ…そのまま大事に脇に球挟んでベンチに返ってから、取り出したら、そこを日テレのテレビカメラに撮られてしまって、のお

 この手の話が続き、お客さんも大喜び。でも、しっとりした話も

 阪神が、あんだけ独走してても、なおみんなが手抜きしないのは何故だか分かるかの?
 客席に問いかけます

 それは亡くなったヘッドコーチの島野さんに優勝して恩返ししたいから。赤星も金本も矢野もみーんな世話になったから…

 さらに、北京五輪の話に。日テレのアナウンサーが「五輪が始まると代表選手を取られて各チームにも影響が」と達川さんに水を向けると

 「ああ、選手たちもホントは責任が重たくて、大変だから行きたくないと思う部分があるけど、やっぱり日の丸を背負ってという気が最後には勝るんじゃろ」

 その時、あれ?達川さん、少し話がズレてるな、と感じたのです。

 そしたら、ショーが終わって達川さん、解説に東京ドームに直行するというので、車まで送り届ける最中に

 「ありゃ、選手が抜けて、各チームがいろいろ大変だろうという意味なんじゃろ」と私に聞き返すのです。「そーいう、結構、難しい問題にはのう…ちょっとなあ」と悪びれず、おっしゃるのです。

 チームによっては、沢山、主力が抜かれて怒ってるとこもあるだろうし、成績が悪くても良い選手がいるチームが被害にあったり、代表になってもいいような主力の調子が五輪前に偶然?に落ちたりするチームもあって、いろいろ批判されたりしていて…。達川さんも難しいのでしょう。

 そんな達川さんならではの高度な“政治判断得”にも感心している間に、車はスルスルっと小さくなっていくのでした。おしまい
                         (「あなろぐ編集長」こと重田育哉)

 
posted by ブログ管理者 at 14:33 | TrackBack(0) | 編集長の「あなろぐ日記」

2008/07/10

仰天新企画

 来週発売号から仰天の新企画がスタートします。
名付けて「YW式動画リンクシステム」。
なんのことやらさっぱりでしょうが、
ケータイカメラで誌面の写真を撮影し、
メール送信すると動画が送られてくるというシステムです。

 主に映画やDVDなどを紹介している連載「オフタイム」のページが中心となります。
次号7月14日発売号では、
例えば中国映画「雲南の花嫁」を紹介しています。
誌面は、映画ライター金原由佳さんによるチアン・チアルイ監督のインタビュー記事ですが、添付の映画の写真をケータイカメラで撮影し、
yw@okuru.jpにメール送信すると、あら不思議、
この映画の宣伝を担当しているショウゲートの美人広報が
紙芝居風に映画のあらすじを説明する動画が送られてくるのです。

 次ページには衛星放送の新番組「アイスロード・トラッカーズ」の番組紹介が載っていて、
やはりケータイカメラで撮って送れば、
浅草キッドによる番組紹介の動画が見られます。

 エンタメばかりではありません。前の方のグラビアページでは、
「中越沖地震から1年」のフォト・ルポを掲載しますが、
そのうち1枚もやはり動画とリンクしていて、
取材してきたカメラマンがちょっとだけあいさつします。

 これは、「画像認識」に関する新技術を使ったシステムで、
メール送信する先のサーバーに、
あらかじめ誌面に掲載している画像と動画を入力しておきます。
読者からケータイカメラで撮影した誌面の写真が送られてくると、
その画像が入力済みの画像と一致するかどうか識別し、
一致した場合にはセットになっている動画を返信するという仕掛けです。

 昨年、パーゴルフというゴルフ週刊誌が導入していました。
総合週刊誌では本邦初ということになると思います。

 おもしろいのは、どんな画像でも識別できるので、
必ずしも誌面の写真を必要としない点です。
現段階では、誌面写真を撮影して動画を見る方式ですが、
誌面で紹介した屋外のイベントとのタイアップ企画なども今後は考えたいと思っています。

 例えば、誌面でAという屋外イベントを紹介し、
誌面写真をケータイカメラで撮影して送ると、
そのイベントの割引クーポンや「合言葉」が送られてきて、
入り口でそのクーポンを示したり、合言葉を言えば3割引きになり、
さらにそのイベント会場のメーンの飾り付けを撮影して送れば、
次回のイベントが半額になるーーとか。

 ま、いろんなことが考えられます。
お金を持っているスポンサーの方々、
おもしろい広告、キャンペーンが展開できると思いますよ。
と、まずは宣伝しておきます。

 そうそう、金儲けのことばかり考えているわけではありません。
子どもたちの夏休み向け企画「自然しらべ2008 夏休み カマキリをさがせ!」の連載もこの号から始まります。
子どもたちの夏休みの自由研究の応援企画ですが、
これも単なる子ども向けというわけではありません。

 日本には11種類のカマキリが棲んでいるのですが、
どこにどの種類といった分布状況はあまり詳しくわかっていないのです。
で、これが本邦初の全国カマキリ生態調査というわけで、
専門家もその結果に注目しているのです。

 無関係のようにみえる両企画ですが、実は深い関係があります。

 昨年の「自然しらべ2007」のテーマは「セミのぬけがら」でした。
その連載の中で、「世界初!セミの鳴き声が聞こえる週刊誌」という企画をやりました。
誌面のセミのぬけがらのイラストに鳴き声のデータを埋め込んでおき、
ケータイカメラで撮影すると、「ミーン、ミーン」と聞こえてくる仕掛けです。

 これ以後、誌面とデジタル技術の組み合わせに興味を持ち、
そうした技術を持つベンチャー企業の若い人たちと飲みに行っては議論するようになり、
そのひとつの成果が今回の動画リンクシステムというわけです。
 ぜひ試してみてください。
(苦悶デスクこと木村透)
posted by ブログ管理者 at 17:27 | TrackBack(0) | ブログ版編集会議

2008/07/07

編集長の「あなろぐ日記」

雨の日と月曜日は

 先日、新聞だかテレビだかで知ったのですが、あの阪神の赤星選手が不眠気味というのです。彼の持病は首痛なのですが、それに伴って不眠も結構、ひどいらしくて、前の日がナイターで、次の日がデーゲームだと、もともと睡眠にさける時間も短いし、結果として、ほとんど眠れず、そのためにデーゲームの方のスタメンを諦めている、のだそうです。

 私の場合、首も痛くないし、眠れない夜というのも、あることはあるけど、めったにありません。新聞記者時代には、どーやって睡眠時間を確保しようかと頭を巡らせ続けていたので、十分に寝られる今の生活にひたすら満足しています。

 新聞記者と言っても担当部署で全然、違いますが、激烈な勤務になると、家に帰ったら午前2時過ぎ、その日の午前中には、バリバリ仕事をしている…という状況になります。そーなると、どんどん睡眠時間は削られて、4時間とれるかどうかといった記者も出てきます。

 もちろん、そのままでは体を壊してしまいますから、隠れて寝る場所を自力で見つけます。夜回りに行くときの車中や自分のクラブのソファーはあたりまえ。私は別の担当になってからも自動車担当記者クラブのソファーで毎日のように爆睡してたり、どのクラブに行っても喫茶チェーンのルノアールのあのフカフカしたソファーで惰眠をむさぼったり、でした。そこで、こんな所じゃ眠れない、とこぼす記者は壊れてしまうのです。

 さっき、ちょっと言いかけましたが、そんな生活から比べると、今の週刊誌制作の仕事は働くリズムそのものがあまり崩れないので、極めて健康的だと思います。夜まで仕事をしたり、土日に出る時もありますが、ヒマな夜間にはガンガン、フィットネスで爆走して、すぐに寝てしまう、といったことも可能です。

 そんな私にも睡眠関係で、ちょっとした癖が出来てしまったのか、もともとあるのか、ともかく癖が現存するのです。なぜだか雨が降ってたり、湿っぽかったりする朝は、いつにも増してぐっすり眠れて、起きるのに大変、億劫なのです。

 思い出すと、小学生時代に、ちょっと風邪か何かで冬に寝込んで、その時、外が雨で、「ああ自分は暖かい布団にいられるけど、外で傘をさして、濡れながら登校してる奴は大変だろうな」という感じの“優越感”を抱いた記憶があります。

 それ以来なのか、あるいはジジイになったから、そうなったのかは不明ですが、今朝も雨が降ってたでしょう。頭の中で、あのカレン・カーペンターがRainydays And Mondays…としっとり唄っているのです。

 先週も先々週も、天候に加え、ちょと思うことがあって、気がドンヨリしている私ですが、今週はさらに進行したようです。すみません
                       (「あなろぐ編集長」こと重田育哉)
posted by ブログ管理者 at 14:10 | TrackBack(0) | 編集長の「あなろぐ日記」